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グリストラップの網カゴ清掃
2013年7月20日
別にそう難しいことではありませんが、これを毎日となると、ちょっと面倒臭い。
もっと楽に出来る方法はないか?
実はあるんです。
しかも、結構前から。
流し台の三角コーナーに取り付けるネット。
そのグリストラップ網カゴ版が市販されています。
よく聞く物のひとつが、グリストネット。
アマゾンなんかのネット通販でも手に入ります。
でも、掃除をマメにしなければ、使っても全く意味がありませんので念のため。
この時期は、店内に虫が湧いてお困りの方も多いと思います。
グリストラップをはじめ、下水周りの掃除状況は、いかがでしょうか。
グリストラップ有料点検サービス
2013年7月6日
弊社では、グリストラップ有料点検サービスを行っております。
価格は、税込で10,000円です。
誤った方法で、そうとは知らず管理をされている飲食事業者様もおられます。
弊社が30年間、業務に携わってきたことで得られたノウハウを元に、
現在の管理状況がどうなのか、どうすべきなのか、点検及びアドバイスをさせて頂きます。
ご興味のある方は、「グリストラップ有料点検の件で」とお問い合わせください。
通常は10,000円でご提供できるノウハウではありませんので、
値上げも検討しております。
ぜひ、この機会にお問い合わせください。
飲食店厨房グリストラップのトリセツ(取扱説明書)
2013年6月29日
ヤフーやグーグルで「グリストラップ清掃」と入力し、検索してみてください。
関連ページが沢山出てきます。どのサイトもグリストラップに関する悩みを解決するような切り口で、
説明書きがされてあるはずです。
どれも良さげに見えませんか?それが何故だかわかりますか?
理由は簡単です。皆様にグリストラップに関する知識が無いからです。
基本的な知識があれば、いざ業者に清掃を依頼する場合でも悩まなくて済みます。
お時間のある時に、少しずつ見ていただけば十分です。
当ブログが少しでも皆様のお役に立てますように。
グリストラップとは、超簡単に言うと飲食店やレストランに設置されてある水槽のことです。
設置場所は主に厨房や裏口付近(屋外)で、このようなフタがあったりしませんか?
フタを開けると…
飲食店で働いたご経験のある方は、実際に清掃されたことがあるかもしれません。
特有の臭いと汚れで清掃するのも大変ですよね?
清掃後、店内に臭いが広がっていて困ったというお声を聞く事もあります。
一般的にグリストラップと呼ばれていますが、他にはこんな呼び名もあります。
グリーストラップ、グリスピット、オイルピット、油水分離槽、グリス阻集器など。
初めて目にされた方や名称をご存じない方は、側溝や排水溝と言われたりもします。
フタを開けて上から覗くだけでは、グリストラップの構造がよく分かりません。
グリストラップに溜まったヘドロを全て抜き取ると、少し分かりやすくなります。
左に網カゴがあって、板2枚で仕切られてて、右側にはパイプがあるな…という感じでしょうか。
はい、これが一般的なグリストラップの構造です。
網カゴと板2枚、それから変な形をしたパイプで構成されています。
上から見て、これだけ分かればOKです。
では、このグリストラップを横から見ると、一体どんなふうになっているのでしょうか?
先程のおさらいになりますが、左からAの網カゴ・Bの板2枚・Cのパイプですね。
時々見かけますが、この3つを外したり改造することは止めましょう!
(例:網カゴや板、パイプを外す。パイプを切る。パイプの上についているフタを外すなど。)
A:網カゴ B:板(仕切板) C:パイプ(トラップ管)
以上の3点を、ひとつずつ見ていきましょう!
まずは網カゴについてです。
写真赤マルの部分ですね。
厨房排水はまず、ここに流れ落ちます。
その段階で排水中に含まれる異物や生ごみが、網カゴに引っ掛かります。
次に、2枚の板で仕切られた部分についてです。
ここに排水中に含まれる油脂分等が浮上し、底に沈殿物が溜まります。
最後は、パイプについてです。
このパイプを通って、排水は先の公共下水道へ流れていくわけですね。
駆け足で説明しましたので、下の図で再度ご確認ください。
グリストラップの役割は、厨房排水に含まれる油脂分やゴミをグリストラップ内に留め、
先へ流さないことです。下水環境保全の為に設けられた設備なんです。
ですので、グリストラップは当然汚れます。
汚れない方法はないか?ではなく、汚れるから定期的に清掃が必要。そうお考えください。
グリストラップが汚れる→清掃して綺麗にする→汚れる→綺麗にする→汚れる→綺麗にする
このメンテナンスフローを確立して、グリストラップの機能を最大限に活かしましょう!
汚れたまま放っておくと、悪臭や害虫発生、排水詰りの原因となり、営業に支障が出ます。
では、どうやって清掃すればいいのか。
まず、業者に頼まずとも出来る日常清掃についてですが、それはズバリこの部分。
網カゴの清掃です。汚れ具合によりますが、基本的に毎日溜まったゴミを取り除いてください。
残飯などの生ごみはもちろん、ストローや割り箸などが溜まっているところもあります。
専用のネットが売られていますので、そういったものを使用すると多少楽になるかもしれません。
多少臭いですが、ぜひよろしくお願いいたします。
それから自分で清掃する場合の注意点です。
下の写真のようなグリストラップに溜まったヘドロをすくって、燃えるゴミとして廃棄していませんか?
これをやっては、いけません。
まず、廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられます。
燃えるごみは一般廃棄物ですが、グリストラップに溜まったヘドロは産業廃棄物とされています。
要は、産業廃棄物と分類されている物を、一般廃棄物として廃棄する事になるのです。
廃棄物処理法の定めにより、罰則規定もありますので止めてくださいね。
それから、もうひとつ。
グリストラップに溜まったヘドロをすくって、下の写真のフタを開け、流し込んでいませんか?
このパイプは、先の公共下水道へ続いています。
ヘドロをすくって流し込むと、排水管が詰ってしまいます。
例えばビルの飲食店街だったりすると、他の飲食店さんに影響が出る事もあります。
じゃあ、グリストラップに溜まったヘドロは、どこの会社が回収してくれるのか?
前に説明したように、廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられます。
一般廃棄物と産業廃棄物は、同義語だと勘違いされていらっしゃる方もおられますが間違いです。
燃えるごみ等は一般廃棄物ですが、グリストラップに溜まったヘドロは産業廃棄物に該当します。
つまり、一般廃棄物ではなく、産業廃棄物の収集運搬業許可を持っている会社に回収を依頼する必要があるのです。
弊社ではバキューム車でお伺いして、ヘドロを回収すると同時に、グリストラップ内の手洗い清掃を行っています。
実際の写真をご覧ください。
このように、営業を続けるとグリストラップが汚れていきます。
このブログを最初からご覧頂いている方はご理解いただけると思うのですが、グリストラップの役割は
厨房排水に含まれる油脂分やゴミをグリストラップ内に留め、先の公共下水道へ流さないこと。
網カゴでゴミをキャッチし、水面及び底に油脂分等を上下分離させる。(油水分離)
グリストラップが機能を果たしている結果ですね。
極端な言い方をすれば、厨房が営業をすればグリストラップが汚れて当然ということです。
しかし、汚れたまま放置してはいけません。悪臭や害虫の発生、排水詰りの原因となります。
そこで、定期的にバキューム清掃を行います。
溜まったヘドロの回収と同時に、グリストラップ内部を手洗い清掃します。(網カゴ・仕切板・壁面等)
清掃後はこちら。
気が向いた時、数年に1度とかではなく、定期的に行うことが大事です。
グリストラップの汚れがひどい場合は、清掃の頻度を上げたほうが良いでしょう。
次に、バキューム車で回収したヘドロは一体どうなるのか説明します。
回収したヘドロは、処理工場へと運ばれます。
弊社が持ち込んでいる工場では、最終的に有機肥料等へリサイクルされています。
この事実をご存じない方も多いです。汚くて臭くて、どうしようもなかった汚泥の再資源化。
例えば、使用済みの捨てるはずだった割り箸や廃油。ペットボトルや、古紙。他にも沢山ありますね。
それらと同じように、リサイクルされているんです。
では皆さんが最も気になっている費用についての話ですが、
弊社のバキューム清掃についての説明を、簡単にまとめると次のようになります。
グリストラップの汚泥回収及び清掃→回収した汚泥の運搬→汚泥の処理リサイクル
これが一連の流れであり、この分の費用がかかります。
ですので、グリストラップの容量も関係してきます。
数社から見積を取って金額の安いところ、または中間あたりの業者を選びましょう。
というような、よく分からない話を時々聞きますが、どこまでやってくれるのか、どういう方法を取っているのか、
その部分こそが、まずは重要なポイントとなりますので、ぜひ押さえておいてください。
それから、最近よく聞かれるグリストラップの曝気装置についてです。
実際に弊社がグリストラップの清掃に伺った際、それが付いているケースも時々あります。
お客様にも、弊社では取り扱っていないのか聞かれる事もしばしば。
結論から言うと、弊社は取り扱っていません。
なぜ取り扱わないのか?その理由は以下のとおりです。
①設置を禁止している自治体がある。
②グリストラップの容量や構造上、不向きである。
ということで、グリストラップの維持管理について説明しました。
ご参考にして頂けると幸いです。
グリストラップの維持管理方法
2013年6月27日
グリストラップの維持管理方法をネットで調べてみると、関連情報がウジャウジャ出てきます。
バキュームだ、オゾンだ、バイオだ、酵素だ、浄化装置だ、回収装置だ、もう挙げるのが辛いです。
多少の知識があればまだしも、何をどこにどう頼めばいいのか。。。。
しかし、断言します。
無知であることは、今の時代”罪”です。
なにもグリストラップに限ったことではありませんが。
騙されたと思っても、知識が無いからと言っても、業者が本当に良いものだと勧めてきたからと言っても、
投資した費用は戻ってきません。
何度も書いている気がしますが、グリストラップって何のために設置されてあるかご存知ですか?
構造と仕組みを調べれば分かる事なのですが、まず業者やサービスを調べる前に、
このあたりの基本的な事について調べておく必要があります。
そのうえで、じゃあどうすればいいのかという話になるわけですが、
グリストラップは、ゴミや油脂分、沈殿物をせき止めて先に流さないようになっているわけです。
であるからして、これらを定期的に外部へ取り除くことが必要なんです。
その考え方に沿って判断すれば、大きな間違いを犯すことはないでしょう。
そして、定期的にと言うが、どれくらいの頻度でやればいいのか?という話になります。
清掃というのは、どれだけやってもやり過ぎるということはありません。
やればやるだけ綺麗な状態を保てるものです。
しかし、自分でやるとしても時間の問題が、業者に頼むとしても費用の問題が出てきます。
参考として、弊社の営業エリアである、福岡市のWEBサイトをご紹介します。
このサイトに載っている清掃頻度は、決して大袈裟ではありません。
弊社も日々業務を行う中で、それくらいの頻度が本来必要であると考えています。
また、分離させた、油脂分や沈殿物をグリストラップの中で分解浄化することは困難です。
大規模な施設では、グリストラップを通った厨房排水をそのまま下水道へ放流することはせず、
厨房除外設備(排水処理施設)が設けてあり、曝気槽(エアーを送り、ブクブクさせる水槽)や、
沈殿槽(浮遊物を沈殿させる水槽)、その他工程を経て、下水道へ厨房排水を放流するよう、
水質改善に努められています。あくまでも”グリストラップを通過した排水”というところをお忘れなく。
グリストラップのあの小さな水槽の中だけで、厨房排水を分解浄化させることは難しいというのが、
弊社の見解です。
グリストラップに自浄能力はありません。
あくまでも油水分離を行う排水槽です。
グリストラップ汚泥排出事業者の処理責任
2013年5月21日
産業廃棄物の処理について、排出事業者責任が問われるようになりました。
グリストラップ汚泥は産業廃棄物です。
飲食事業者様が事業活動を行うことによって生じたグリストラップ汚泥。
その処理について、もう少し真剣に考えて頂ければと思います。
「業者に丸投げしているから、あとは知らない。」
少なくとも、そういったことを言ってほしくないのです。
依頼している業者は、産業廃棄物処理について許可を取得していますか?
自社で清掃している場合、回収した汚泥の処理はどうしていますか?
環境保全リサイクルにもつながる事柄です。
よろしくお願い申し上げます。
コンビニにも設置されてあるグリストラップ
2013年5月1日
最近は、飲食店以外でもグリストラップが設置されてある店舗が目立ちます。
その代表格とも言えるのが、コンビニエンスストアです。
一般的に、コンビニのグリストラップは外に設置されてあることが多いです。
また、日々の清掃に関しては、店員さんが行っておられると思いますが、
間違った方法で清掃されている可能性も考えられます。
中華料理屋や焼肉屋じゃないんだから、そんなに汚れはひどくない?
それが、実はコンビニのグリストラップも他店と同様に、結構汚れが溜まるんです。
すごいでしょう?
こちらは、汚れが溜まりすぎて先へ流れきれず、排水詰りを起こしている状態でした。
定期的に店内清掃に入られている清掃会社さんに、最初にご相談されたそうですが、
この状態ではどうしようもありませんね。
バキューム車でヘドロを吸引し、グリストラップを空の状態にします。
また運悪く、先の排水管も閉塞している場合は、追加作業が入ってしまいます。
飲食店と同じく、定期的な清掃メンテナンスが必要です。
たまにはグリストラップ以外のネタも。。。
2013年4月1日
写真を整理していたら、なつかしい写真が出てきました。
弊社代表の武谷です。今から約4年前。。。
犬を抱けば、好感度が上がると思ったんですかね。。。
いやー、浅はかですね(笑)
次回は、もっと為になる情報をお届けします。
グリストラップの改造は止めましょう
2013年3月1日
グリストラップの不適正管理と排水詰まり
2013年2月1日
グリストラップの不適正管理が原因となって、排水詰まりが起きることは珍しくありません。
排水の流れが悪いからと、薬剤を流したりホームセンターで買ったワイヤーを通したり。
症状が軽ければそれで解決することもありますが、そういった応急処置を繰り返すうちに、
手がつけられないような事態になった経験がある方もいらっしゃるのではないかと思います。
グリストラップの不適正管理によって排水詰まりが起きる場合、
あくまでも排水詰まりは結果であって、原因はグリストラップの不適正管理にあります。
ですので、グリストラップの適正管理を行う事が根本的な解決へと繋がります。
ご相談・お見積等のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。
グリストラップが詰っている。さあ、どこに連絡しますか?
2013年1月28日
グリストラップが詰っているのか、水位がかなり上昇している。
今にも溢れそうだ。
そんなとき、何の業者さんに連絡しますか?
掃除屋さん?水道屋さん?設備屋さん?内装屋さん?ゴミ屋さん?
とりあえずは、取引のある業者さんに相談しますよね。
「厨房の害虫駆除を頼んでいるA社が何とかしてくれないかな。」
「こないだトイレの詰り直しを頼んだB社に連絡してみよう。」
「店の内装をやってもらったC社に連絡しよう。」
といった具合に。
グリストラップが詰っている場合、原因は大きく2つに分かれます。
1 グリストラップ自体が汚れ過ぎて詰っている
2 グリストラップの先の排水管が詰っている。
どちらのケースにも自社で対応できる業者さんって、実は思ったより少ないんです。
実際に作業をするのは、違う会社(下請)だったという経験はありませんか?
弊社は、どちらのケースでも自社で対応することが可能です。
普段は全く気にしていなくても、いざ詰ると業者選びから何から何まで、
結構大変な目に遭いますよ?
ですので、定期的なメンテナンスが大事なのは言うまでもありません。
ご相談・お見積等のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。