ここ最近、特に福岡市内において、
グリストラップ汚泥の廃棄方法が問題となっています。
具体的には、グリストラップに溜まった汚泥をすくって、
ごみ袋に入れて廃棄したところ、パッカー車が持って行かないというもの。
ビルのゴミ庫には、グリストラップ汚泥を燃えるゴミ等(一般廃棄物)として棄てないよう、
入口に貼り紙がしてあったりします。
また、グリストラップ汚泥が入ったゴミ袋に、「ダメですよ」といった内容が書いている、
シールが貼ってあったり。
このあたり、飲食店関係者様からすると、納得いかない部分でもあるとは思いますが、
ルールに従って維持管理をされている飲食店様もいらっしゃいますので、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
「グリストラップ汚泥は、燃えるゴミ等で出したらダメなんですよ。」
「弊社のような産業廃棄物(汚泥)の許可業者に回収を依頼してください。」
私たちのサービスの価値は当然そこにはなく、これはあくまでもルールの話です。
それを武器に営業活動を行っているわけではありません。
それはあくまでもお知らせであり、ルールに沿った当たり前の話です。
弊社の存在意義は、別のところにあります。
おかげさまでご支持頂ける飲食店様も年々増えております。
毎月毎月お世話になっている飲食店の皆様。
誠にありがとうございます。
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‘お客様へ’ カテゴリーのアーカイブ
グリストラップ汚泥の廃棄方法
2014年1月20日 月曜日
グリストラップの部品、足りてますか?
2013年10月22日 火曜日
グリストラップには取り外し可能な部品がいくつかあります。
網カゴ、仕切板、トラップ管などですが、
これを何故か取り外してしまう人がいます。
そうすると、グリストラップはただの水槽になってしまいますよ!
最初から無かった…なんて話も、たまに聞きます。
前のお店の方が、どっかにやったんですかね。。。
お気を付けください。
飲食店厨房グリストラップのトリセツ(取扱説明書)
2013年6月29日 土曜日
ヤフーやグーグルで「グリストラップ清掃」と入力し、検索してみてください。
関連ページが沢山出てきます。どのサイトもグリストラップに関する悩みを解決するような切り口で、
説明書きがされてあるはずです。
どれも良さげに見えませんか?それが何故だかわかりますか?
理由は簡単です。皆様にグリストラップに関する知識が無いからです。
基本的な知識があれば、いざ業者に清掃を依頼する場合でも悩まなくて済みます。
お時間のある時に、少しずつ見ていただけば十分です。
当ブログが少しでも皆様のお役に立てますように。
グリストラップとは、超簡単に言うと飲食店やレストランに設置されてある水槽のことです。
設置場所は主に厨房や裏口付近(屋外)で、このようなフタがあったりしませんか?
フタを開けると…
飲食店で働いたご経験のある方は、実際に清掃されたことがあるかもしれません。
特有の臭いと汚れで清掃するのも大変ですよね?
清掃後、店内に臭いが広がっていて困ったというお声を聞く事もあります。
一般的にグリストラップと呼ばれていますが、他にはこんな呼び名もあります。
グリーストラップ、グリスピット、オイルピット、油水分離槽、グリス阻集器など。
初めて目にされた方や名称をご存じない方は、側溝や排水溝と言われたりもします。
フタを開けて上から覗くだけでは、グリストラップの構造がよく分かりません。
グリストラップに溜まったヘドロを全て抜き取ると、少し分かりやすくなります。
左に網カゴがあって、板2枚で仕切られてて、右側にはパイプがあるな…という感じでしょうか。
はい、これが一般的なグリストラップの構造です。
網カゴと板2枚、それから変な形をしたパイプで構成されています。
上から見て、これだけ分かればOKです。
では、このグリストラップを横から見ると、一体どんなふうになっているのでしょうか?
先程のおさらいになりますが、左からAの網カゴ・Bの板2枚・Cのパイプですね。
時々見かけますが、この3つを外したり改造することは止めましょう!
(例:網カゴや板、パイプを外す。パイプを切る。パイプの上についているフタを外すなど。)
A:網カゴ B:板(仕切板) C:パイプ(トラップ管)
以上の3点を、ひとつずつ見ていきましょう!
まずは網カゴについてです。
写真赤マルの部分ですね。
厨房排水はまず、ここに流れ落ちます。
その段階で排水中に含まれる異物や生ごみが、網カゴに引っ掛かります。
次に、2枚の板で仕切られた部分についてです。
ここに排水中に含まれる油脂分等が浮上し、底に沈殿物が溜まります。
最後は、パイプについてです。
このパイプを通って、排水は先の公共下水道へ流れていくわけですね。
駆け足で説明しましたので、下の図で再度ご確認ください。
グリストラップの役割は、厨房排水に含まれる油脂分やゴミをグリストラップ内に留め、
先へ流さないことです。下水環境保全の為に設けられた設備なんです。
ですので、グリストラップは当然汚れます。
汚れない方法はないか?ではなく、汚れるから定期的に清掃が必要。そうお考えください。
グリストラップが汚れる→清掃して綺麗にする→汚れる→綺麗にする→汚れる→綺麗にする
このメンテナンスフローを確立して、グリストラップの機能を最大限に活かしましょう!
汚れたまま放っておくと、悪臭や害虫発生、排水詰りの原因となり、営業に支障が出ます。
では、どうやって清掃すればいいのか。
まず、業者に頼まずとも出来る日常清掃についてですが、それはズバリこの部分。
網カゴの清掃です。汚れ具合によりますが、基本的に毎日溜まったゴミを取り除いてください。
残飯などの生ごみはもちろん、ストローや割り箸などが溜まっているところもあります。
専用のネットが売られていますので、そういったものを使用すると多少楽になるかもしれません。
多少臭いですが、ぜひよろしくお願いいたします。
それから自分で清掃する場合の注意点です。
下の写真のようなグリストラップに溜まったヘドロをすくって、燃えるゴミとして廃棄していませんか?
これをやっては、いけません。
まず、廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられます。
燃えるごみは一般廃棄物ですが、グリストラップに溜まったヘドロは産業廃棄物とされています。
要は、産業廃棄物と分類されている物を、一般廃棄物として廃棄する事になるのです。
廃棄物処理法の定めにより、罰則規定もありますので止めてくださいね。
それから、もうひとつ。
グリストラップに溜まったヘドロをすくって、下の写真のフタを開け、流し込んでいませんか?
このパイプは、先の公共下水道へ続いています。
ヘドロをすくって流し込むと、排水管が詰ってしまいます。
例えばビルの飲食店街だったりすると、他の飲食店さんに影響が出る事もあります。
じゃあ、グリストラップに溜まったヘドロは、どこの会社が回収してくれるのか?
前に説明したように、廃棄物は一般廃棄物と産業廃棄物に分けられます。
一般廃棄物と産業廃棄物は、同義語だと勘違いされていらっしゃる方もおられますが間違いです。
燃えるごみ等は一般廃棄物ですが、グリストラップに溜まったヘドロは産業廃棄物に該当します。
つまり、一般廃棄物ではなく、産業廃棄物の収集運搬業許可を持っている会社に回収を依頼する必要があるのです。
弊社ではバキューム車でお伺いして、ヘドロを回収すると同時に、グリストラップ内の手洗い清掃を行っています。
実際の写真をご覧ください。
このように、営業を続けるとグリストラップが汚れていきます。
このブログを最初からご覧頂いている方はご理解いただけると思うのですが、グリストラップの役割は
厨房排水に含まれる油脂分やゴミをグリストラップ内に留め、先の公共下水道へ流さないこと。
網カゴでゴミをキャッチし、水面及び底に油脂分等を上下分離させる。(油水分離)
グリストラップが機能を果たしている結果ですね。
極端な言い方をすれば、厨房が営業をすればグリストラップが汚れて当然ということです。
しかし、汚れたまま放置してはいけません。悪臭や害虫の発生、排水詰りの原因となります。
そこで、定期的にバキューム清掃を行います。
溜まったヘドロの回収と同時に、グリストラップ内部を手洗い清掃します。(網カゴ・仕切板・壁面等)
清掃後はこちら。
気が向いた時、数年に1度とかではなく、定期的に行うことが大事です。
グリストラップの汚れがひどい場合は、清掃の頻度を上げたほうが良いでしょう。
次に、バキューム車で回収したヘドロは一体どうなるのか説明します。
回収したヘドロは、処理工場へと運ばれます。
弊社が持ち込んでいる工場では、最終的に有機肥料等へリサイクルされています。
この事実をご存じない方も多いです。汚くて臭くて、どうしようもなかった汚泥の再資源化。
例えば、使用済みの捨てるはずだった割り箸や廃油。ペットボトルや、古紙。他にも沢山ありますね。
それらと同じように、リサイクルされているんです。
では皆さんが最も気になっている費用についての話ですが、
弊社のバキューム清掃についての説明を、簡単にまとめると次のようになります。
グリストラップの汚泥回収及び清掃→回収した汚泥の運搬→汚泥の処理リサイクル
これが一連の流れであり、この分の費用がかかります。
ですので、グリストラップの容量も関係してきます。
数社から見積を取って金額の安いところ、または中間あたりの業者を選びましょう。
というような、よく分からない話を時々聞きますが、どこまでやってくれるのか、どういう方法を取っているのか、
その部分こそが、まずは重要なポイントとなりますので、ぜひ押さえておいてください。
それから、最近よく聞かれるグリストラップの曝気装置についてです。
実際に弊社がグリストラップの清掃に伺った際、それが付いているケースも時々あります。
お客様にも、弊社では取り扱っていないのか聞かれる事もしばしば。
結論から言うと、弊社は取り扱っていません。
なぜ取り扱わないのか?その理由は以下のとおりです。
①設置を禁止している自治体がある。
②グリストラップの容量や構造上、不向きである。
ということで、グリストラップの維持管理について説明しました。
ご参考にして頂けると幸いです。
グリストラップ汚泥排出事業者の処理責任
2013年5月21日 火曜日
産業廃棄物の処理について、排出事業者責任が問われるようになりました。
グリストラップ汚泥は産業廃棄物です。
飲食事業者様が事業活動を行うことによって生じたグリストラップ汚泥。
その処理について、もう少し真剣に考えて頂ければと思います。
「業者に丸投げしているから、あとは知らない。」
少なくとも、そういったことを言ってほしくないのです。
依頼している業者は、産業廃棄物処理について許可を取得していますか?
自社で清掃している場合、回収した汚泥の処理はどうしていますか?
環境保全リサイクルにもつながる事柄です。
よろしくお願い申し上げます。
コンビニにも設置されてあるグリストラップ
2013年5月1日 水曜日
最近は、飲食店以外でもグリストラップが設置されてある店舗が目立ちます。
その代表格とも言えるのが、コンビニエンスストアです。
一般的に、コンビニのグリストラップは外に設置されてあることが多いです。
また、日々の清掃に関しては、店員さんが行っておられると思いますが、
間違った方法で清掃されている可能性も考えられます。
中華料理屋や焼肉屋じゃないんだから、そんなに汚れはひどくない?
それが、実はコンビニのグリストラップも他店と同様に、結構汚れが溜まるんです。
すごいでしょう?
こちらは、汚れが溜まりすぎて先へ流れきれず、排水詰りを起こしている状態でした。
定期的に店内清掃に入られている清掃会社さんに、最初にご相談されたそうですが、
この状態ではどうしようもありませんね。
バキューム車でヘドロを吸引し、グリストラップを空の状態にします。
また運悪く、先の排水管も閉塞している場合は、追加作業が入ってしまいます。
飲食店と同じく、定期的な清掃メンテナンスが必要です。
たまにはグリストラップ以外のネタも。。。
2013年4月1日 月曜日
写真を整理していたら、なつかしい写真が出てきました。
弊社代表の武谷です。今から約4年前。。。
犬を抱けば、好感度が上がると思ったんですかね。。。
いやー、浅はかですね(笑)
次回は、もっと為になる情報をお届けします。
グリストラップの改造は止めましょう
2013年3月1日 金曜日
グリストラップの不適正管理と排水詰まり
2013年2月1日 金曜日
グリストラップの不適正管理が原因となって、排水詰まりが起きることは珍しくありません。
排水の流れが悪いからと、薬剤を流したりホームセンターで買ったワイヤーを通したり。
症状が軽ければそれで解決することもありますが、そういった応急処置を繰り返すうちに、
手がつけられないような事態になった経験がある方もいらっしゃるのではないかと思います。
グリストラップの不適正管理によって排水詰まりが起きる場合、
あくまでも排水詰まりは結果であって、原因はグリストラップの不適正管理にあります。
ですので、グリストラップの適正管理を行う事が根本的な解決へと繋がります。
ご相談・お見積等のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。
グリストラップが詰っている。さあ、どこに連絡しますか?
2013年1月28日 月曜日
グリストラップが詰っているのか、水位がかなり上昇している。
今にも溢れそうだ。
そんなとき、何の業者さんに連絡しますか?
掃除屋さん?水道屋さん?設備屋さん?内装屋さん?ゴミ屋さん?
とりあえずは、取引のある業者さんに相談しますよね。
「厨房の害虫駆除を頼んでいるA社が何とかしてくれないかな。」
「こないだトイレの詰り直しを頼んだB社に連絡してみよう。」
「店の内装をやってもらったC社に連絡しよう。」
といった具合に。
グリストラップが詰っている場合、原因は大きく2つに分かれます。
1 グリストラップ自体が汚れ過ぎて詰っている
2 グリストラップの先の排水管が詰っている。
どちらのケースにも自社で対応できる業者さんって、実は思ったより少ないんです。
実際に作業をするのは、違う会社(下請)だったという経験はありませんか?
弊社は、どちらのケースでも自社で対応することが可能です。
普段は全く気にしていなくても、いざ詰ると業者選びから何から何まで、
結構大変な目に遭いますよ?
ですので、定期的なメンテナンスが大事なのは言うまでもありません。
ご相談・お見積等のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。
グリストラップの浄化装置(ばっ気装置)
2012年12月25日 火曜日
グリストラップの浄化装置(ばっ気装置)について、ご相談を頂く機会がありますが、
各自治体のホームページで、浄化装置について言及されているところもありますので、
導入をご検討の際は、一度チェックされることをお勧めします。
弊社にて取り扱いがないか、ご相談される飲食店様もいらっしゃいますが、
自治体の見解も踏まえ、取り扱っておりません。
許可が下りるかどうかは別として、浄化装置の設置には届け出が必要な地域もあるようです。
少なくとも、勝手に設置してよいというわけではないようです。
ご相談・お見積等のお問い合わせは、こちらよりお願いいたします。