グリストラップの維持管理方法



 

グリストラップの維持管理方法をネットで調べてみると、関連情報がウジャウジャ出てきます。

バキュームだ、オゾンだ、バイオだ、酵素だ、浄化装置だ、回収装置だ、もう挙げるのが辛いです。

多少の知識があればまだしも、何をどこにどう頼めばいいのか。。。。

しかし、断言します。

無知であることは、今の時代”罪”です。

なにもグリストラップに限ったことではありませんが。

騙されたと思っても、知識が無いからと言っても、業者が本当に良いものだと勧めてきたからと言っても、

投資した費用は戻ってきません。

何度も書いている気がしますが、グリストラップって何のために設置されてあるかご存知ですか?

構造と仕組みを調べれば分かる事なのですが、まず業者やサービスを調べる前に、

このあたりの基本的な事について調べておく必要があります。

そのうえで、じゃあどうすればいいのかという話になるわけですが、

グリストラップは、ゴミや油脂分、沈殿物をせき止めて先に流さないようになっているわけです。

であるからして、これらを定期的に外部へ取り除くことが必要なんです。

その考え方に沿って判断すれば、大きな間違いを犯すことはないでしょう。

そして、定期的にと言うが、どれくらいの頻度でやればいいのか?という話になります。

清掃というのは、どれだけやってもやり過ぎるということはありません。

やればやるだけ綺麗な状態を保てるものです。

しかし、自分でやるとしても時間の問題が、業者に頼むとしても費用の問題が出てきます。

参考として、弊社の営業エリアである、福岡市のWEBサイトをご紹介します。

このサイトに載っている清掃頻度は、決して大袈裟ではありません。

弊社も日々業務を行う中で、それくらいの頻度が本来必要であると考えています。

また、分離させた、油脂分や沈殿物をグリストラップの中で分解浄化することは困難です。

大規模な施設では、グリストラップを通った厨房排水をそのまま下水道へ放流することはせず、

厨房除外設備(排水処理施設)が設けてあり、曝気槽(エアーを送り、ブクブクさせる水槽)や、

沈殿槽(浮遊物を沈殿させる水槽)、その他工程を経て、下水道へ厨房排水を放流するよう、

水質改善に努められています。あくまでも”グリストラップを通過した排水”というところをお忘れなく。

グリストラップのあの小さな水槽の中だけで、厨房排水を分解浄化させることは難しいというのが、

弊社の見解です。

グリストラップに自浄能力はありません。

あくまでも油水分離を行う排水槽です。

 

 



 

 



 

 

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